2013年7月21日日曜日

Tuck Japan Info Session

この度、Tuck(正式名称:Tuck School of Business at Dartmouth)の学校説明会ならびに懇親会を以下の要綱にて開催いたします。
本校の概要をはじめ、在校生・卒業生による体験談等をインフォーマルな形式にてご紹介する予定です。
全米最古の歴史をもち、小規模校ならではのインタラクティブなコミュニティ、チームワークを体感できるトップビジネススクールの一つ、Tuckの魅力を是非この機会にご確認ください。
当日は、Tuck のみならず、MBA 全般に関するご質問等にもお答えできればと考えています。ご多忙のところ恐縮ですが、ご調整の上、ご出席いただけると幸いです。

日時: 2013 8 3 日(土)14:3016:30 14:00 受付開始]
場所: ホテルヴィラフォンテーヌ汐留 コンファレンスセンター会議室23
概要:
14:30-15:40 学校説明会 [プレゼンテーション、スモールグループセッション]
15:40-16:30 懇親会
出席者: 卒業生、在校生
お申込み: 完全予約制、こちら7 29 日(月)までにお申し込み下さい。
  
本説明会は、完全予約制となっております。定員110 名になり次第、締め切らせて頂きますので、お早めにお申し込みください。
インフォーマルな形式の会です。カジュアルな服装にてお越しください。
ご家族・パートナーも大歓迎です。是非ご一緒にお越しください。
本説明会は、卒業生・在校生・2013 年入学予定者によって企画されたものであり、出願審査とは 一切関係ございません。当日、アドミッションからの出席はございませんので、予めご了承ください。
Please note that the entire session will be conducted in Japanese.

2013年7月13日土曜日

Tuck Student’s Profile and Employment

Tuckにはどういうバックグラウンドの人がいるのか、卒業後はどういう業界で働くのか、ということをよく聞かれるので、ここで簡単に生徒のプロフィールと直近の就職状況お伝えしたいと思います。

プロフィール

後述のEmployment ReportにもClass of 2012-2013の数字が載っていますが、大体毎年同じなので、ここでは私が属するClass of 2014の数字をもとに簡単に説明します。ウェブはこちら

Class Size: 281
ご存知の通り、Top MBA Schoolの中でも最小の規模を維持しており、それによって創られるClose-knit Communityが他校にはないTuckの魅力です。これまで1年過ごしてみてしみじみと感じますが、同学年はほぼ全員の顔と名前が一致するので、授業や課外活動、普段の生活でも、皆が互いをよく知ってる居心地の良いファミリーのような連帯感が強いです。したがって、International Studentにとってもアメリカ人の輪に溶け込みやすい環境になっている、生徒一人あたりの教授の人数が多いので教授との1:1の人間関係が構築しやすい、ゲストスピーカーとのランチやディナーに参加できる率が高い、などなど、数多くのメリットがあると思います。

Average Age: 28 / Average Age of Work Experience: 5 yrs
Tuckは就業経験を高く評価しており、平均年齢はやや高めです。その分ある程度キャリアを積んだ学生が多いので、社会人としての経験が深く、成熟度の高い人が多いと感じています。

Students with Partners 36% / Students with children 6%
Tuckは家族、子供連れが多いイメージがありますが、実は全生徒の約2/3は単身者とマジョリティです。1/3がパートナー(未婚も含みます)連れで、子供連れは6%程度となっています。ただ、環境の良さのせいか、在学中に妊娠・出産する人が多く、Hanoverに来てから既に10家族くらいからおめでたい話を聞いています。Make Baby in AmericaMBA)を達成したい人にはおすすめです。

Professional Work Experience
こちらも毎年あまり大きな変動はないようです。
一番多いのはコンサルで、20%-25%。ただし、既に転職した事のある人も多く、コンサル経験者を含めたら倍近いかもしれません。
2番目は投資銀行/PE20%弱、その後はマーケティング/小売、政府/軍隊/NPO、その他金融/不動産、テクノロジー、製造業が各々10%位です。
その他にはプロ野球選手や女優、起業家など、ユニークなバックグラウンドの人も多くいます。実際にStudy Groupでも毎回バックグラウンドがみんな異なっており、学年全体でかなり分散しています。

GMAT Avg. Score: 717
例年717-718くらいです。HBSStanfordは毎年730位、次いでWhartonTuckColumbia715-720のレンジにあります。日本人合格者は概ね700-730のレンジです。
ちなみにTOEFLについては学校側からの公表データはありませんが、日本人合格者のスコアは概ね110前後です。

就職状況

全体に関してはEmployment Reportがよく纏まっています。Class of 20122013のデータが載っています。詳細は直接レポートを見て頂ければと思います。大体1/3がコンサル、20%が金融、その他は様々な業界でのマーケティングかマネージャーポジションが多いようです。
TuckはアラムナイネットワークとCareer Development Officeによる個人レベルでの手厚いサポートがあるので、毎年就職率ではTop MBA校の中でもトップを争う就職率を誇っています。具体的なサポートに関しては過去の投稿でも一部書かれていますが、他にも色々あるのでまた別途書きたいと思います。
このブログの読者には日本人の事の方が参考になると思いますので、直近の2学年について下記に纏めました。全体的に業界はばらけており、私の学年では一人しか日本でインターンをしておらず、アメリカに残った人が大半となっています。特にアメリカでのインターンに関しては、Tuckのネットワークがあったことがきっかけになったものも複数あり、改めてアラムナイネットワークの絆の強さを感じました。


Class
私費/ 社費
Pre-Tuck
インターン
Post Tuck
他オファー
A
2013
私費
Nippon Paint USA
(アメリカ)
楽天
(東京)
楽天
(東京)
-
B
2013
私費
バークレイズ  キャピタル
(東京)
BCG
(東京)
マッキンゼー
(東京)
BCG
(インドネシア)
他外資系コンサル
(東京)
C
2013
社費
大和証券
(東京)
Grove Street Advisors – PE Fund of Funds
(Boston郊外)
大和証券
(東京)
Fore&Research – Hedge Fund (NY)
D
2013
社費
三井物産
(東京)
Kick Labs – US Incubator
(SF)
三井物産
(東京)
マッキンゼー
(東京)
E
2014
私費
Booz & Company
(東京)
Eli Lilly
(神戸)
-
Johnson & Johnson
(グローバル採用)
F
2014
私費
モルガン・スタンレー
(東京)
Digital Garage US – Corporate VC
(SF)
-
Real Estate Private Equity (NY), 農業系スタートアップ・投資ファンド(Austin), スタートアップ(東京)
G
2014
社費
NTT DATA
(東京)
Walmart
(Arkansas)
-
Google(東京)、マッキンゼー(東京)
H
2014
社費
三菱商事
(東京)
Taiyo Pacific Partners – Hedge Fund
(Seattle)
-
-
I
2014
社費
丸紅
(東京)
Independent Study at Tuck
(Hanover)*
-
-
J
2014
社費
三井物産
(東京)
Wasabi Ventures – US VC
(Palo Alto)
-
-
*         *  派遣規定上、夏季期間中のインターンが認められていないため、就職活動は行っていません


Y.I (T'14)

2013年7月4日木曜日

Tuck Social Event

Tuckでは様々なSocial Eventがありますが、今日は私が参加した3つのeventについて紹介したいと思います。

Winter Carnival
毎年12月にTuckで開催される冬の祭典。HBSMITColumbia等のMBA生を招き、総勢500名程度が参加、二泊三日で行われます。プログラムの内容は、80年代のSkiwear Auction、スキー場を貸し切ってのski racehotdogの早食い競争、Band演奏等3日間では盛り沢山の内容です。私はこのeventで、80年代のSkiwear AuctionModelとして参加しました。Modelの役目は、Skiwearを着てStageDance等をし、なるべく高値で落札されるようにperformanceをすることです。今年は10名のModelが参加しましたが、私はTop batterに指名され、Ruck James - Super Freak
(http://www.youtube.com/watch?v=QYHxGBH6o4M) に合わせ300程度を前にDanceをしました。倖田來未を意識して、エロカッコイイ系のDanceを披露、その結果、Top batterとしては破格のUSD 300にて落札されました。

共演ダンサーと
入札者の方々(300名、皆笑顔)
Admitted Student Weekend(通称、ASW)
毎年4月に開催される、Tuckに合格した方々をお持てなしするEventです。このEventを通して合格者が入学前によりTuckの文化やHanoverでの生活について深く知り、Tuckとのフィットを改めて確認した上で進学を決めてもらうことを目的としています。日本からだとなかなか足を運ぶのは難しいですが、過去参加した同級生の話を聞いたり、今年の様子を見たりしてビジットだけでは分からない部分がたくさん見えると感じたのでぜひ合格した際には参加をご検討いただければと思います。
今年は250名程度が参加、二泊三日で行われました。プログラムの内容は、学長の挨拶から始まり、授業の模擬体験、Upper Valley散策Tour、在校生によるDinner PartyBand演奏等、盛り沢山の内容です。私はこのeventで、同級生Band(通称、T’14 Band20名で構成)Vocalの一人として参加しました。披露した曲は、The Knack-My Sharona(http://www.youtube.com/watch?v=kVdnqEyToqg)です。渡米前には、Bandの経験はなく、相当緊張しました。しかし、Band memberから、StageでのPerformanceの仕方、音程の取り方、歌詞(英語)の発音の仕方等の熱烈指導有り、このPerformanceを成功させることが出来ました。曲が終わった後には、観客から私の名前を何度も何度もCallされ、全身鳥肌物でした。因みに、当日、「会場後部にいる人も含めて全員見てるよ!」という意味で手のひらに目を書いてPerformanceしたところ、素晴らしい!と結構な反響でした。これは使えます。

My Sharona熱唱中
右手の「目」
Follies Night
Tuck生による演劇、歌・Rapの披露、及び創作ビデオの上映を含めた、全部で2時間のEventです。2年生の卒業を間近に控えた一年の締めくくり的な位置づけで、様々なバックグラウンドを持ったTuck生たちが色々な形でその意外(?)な才能を披露し、人気教授も数名出演するため(Tuckならではの生徒と教授との距離の近さによって実現できています)皆良い席を取るために開演数時間前から会場の前に列を成すほどの大変な人気です。出演者は何度も何度もリハーサルをし、真剣そのものです今年のThemeは「90年代」で、出演者は其々それに関連する出し物を披露します。私は、Will Smith主演のコメディドラマ、Fresh Princeの主題歌のRapを披露しました。この番組は、米国人なら誰でも知っているという大変有名なドラマで、主人公のWill SmithPoorからRichになっていくSuccess storyを描いたもので、主題歌のRapもその内容を歌っています。今回は、米国人の友達が全ての歌詞を変更し、Fresh Prince of Hanoverと題し、私がTuckに留学する切掛けから、Hanoverで成功(?)するまでのSuccess storyRapの内容としました。Rap初めて、ましてや英語で、、、というまたまた初挑戦尽くめでは有りましたが、同級生RapperからBeatの打ち方、英語の発音、Rapperらしい舞台での立振る舞い等の熱烈指導有り、初めてのRapにしては上々のPerformanceを披露することが出来ました。このeventの後、私の呼び名がFresh Princeに変わりました。。。

Rap Perform
(左から、歌詞担当の友人、Security Guy役の友人、Fresh Prince役の私)
このように3つのeventに参加して、久々に心臓が破裂する程の緊張に襲われたりしながら、それなりに成功させることが出来たわけですが、すべては練習段階の友人の熱烈指導の賜物で、その過程で私が感じたTuckの素晴らしいところを述べたいと思います。

1. 良いところを見つけ、そこを褒め、伸ばす
ASWT’14 bandの披露するに当たり、何度もリハーサルするわけですが、歌詞が覚えられない、英語の発音がうまく出来ない(舌が回らないという感覚)、歌を歌うことに集中する余りstage上で表情が硬い等、色々な問題に直面しました。それに対するBand memberからのアドバイスは、出来ていない部分を指摘し、それを直すような指導ではなく、例えば、「音程は取れているから、この歌詞はこういう風に歌えばもっと良く聞こえるよ。」といった具合に、良い点に着目してそこを伸ばすというものでした。アドバイスされる方としては、もっと良くなるように、ということで、非常に能動的に練習に取り組むことが出来たと感じています。私に限らず、他のmemberがスランプに陥っている時も同じ方法でアドバイスし合いました。

2. 新しいことへの挑戦する人を進んで手助けする
Follies nightRapを披露するに当たり、Rap初めて、更には英語で、という初めて尽くしだったわけですが、このPerformanceを完成させるのに凡そ10人の友人に助けてもらいました。直面した相談内容は、Beatの打ち方、英語の発音、Rapperの舞台での立振る舞い、舞台衣装、紹介映像撮影等、多岐に亘っていました。当時は、中間試験、課題レポート、First Year Project等で非常に忙しい時期でしたが、友人たちは喜んで時間を割いてくれ、其々の相談内容に対して的確なアドバイスをくれました。自分はこれをやってみたい、という人に対しては進んで手を差し伸べるあの姿は今でも忘れられません。

私は、日本で生活する中で忘れかけていた大切なものを、これらのeventを通して再認識することが出来たと思います。私事ですが、本5月末を以てTuckを卒業し、現在はSilicon ValleyVenture Capitalinternshipをしています。これらのEventで学んだことを確り活かして、有意義なinternshipにしたいと思います。

ありがとう、みんな!
卒業時に同級生からもらった寄せ書き入りT-shirt
(T’14  K.M)