2012年11月18日日曜日

First Year Project: Y.I (T’14) - vol.1


別の投稿で紹介したFirst Year Project (FYP)に関して、私個人の取り組み状況を書かせて頂きます。
現時点ではまだ本格的な準備をスタートするには少し早く、最終的にどのプロジェクトをやるか決めるのは年明けなので、まだ広めに網を張っている状況です。私が現在関与しているプロジェクトは2つあるのですが、今日はその内の片方を紹介させて頂きます。
概要:農業系スタートアップ(E-ship

  • Tuckの卒業生が現在副業として取り組んでいるビジネス
  • どういう訳か、知り合いの大手コンサルのパートナーなどの人から資金を調達し、テキサス州にある農地を購入
  • 現在の主力作物はナッツ(一応現段階では特定名は伏せさせて頂きます)という、一見なんともマニアックな商品
  • 本人いわく、運がいい事に、彼の農地で育つナッツはアメリカでプレミアムがつくことが分かったらしく、今後の販売戦略を検討中
  • 中国にも単身乗り込んでナッツを売りに行ったら、中国人にはそのナッツの形状(皮をとった後)が脳に似ていることからサイズが大きい方が好まれ、現地で流通しているものより一回り大きい彼のナッツにプレミアムがつくことが判明する
  • まだ余剰資金と未使用の農地があるので、今後どういう新規ビジネスを手掛けるべきかを検討するのと、このナッツ事業を今後どう発展させていくべきか、というのが現在予定しているFYPの内容
私は、これまで会ってきたEntrepreneurを、自分の中で勝手に大きく2つのタイプに分けています。1つは、特定分野(技術、事業など)や特定の問題を解決する事に対してもの凄く情熱があるタイプ。もう1つは秀でたビジネスセンス(くだけた表現をすると「お金儲けのセンス」)を持っていて、その仕組みを作ることにもの凄く情熱があるタイプ。個人的には彼は後者に該当すると思っているのですが、彼の説明や数字に裏付けられた考え方が極めて鋭く、かつ彼のメインの仕事は私のTuck前と同じ業界ということで、彼の考え方やビジネスへのアプローチに関して新鮮な部分と同時に共感できる部分も多く、大変興味を持ちました。
1ヶ月前に簡単な事業紹介のセッションに出席した後で、follow-upメールとして「興味があるので自分でもちょっと調べてみるよー」みたいなコメントをうっかり書いてしまったら、その後、「どういうリサーチができたのか大変興味があるので、それについて今度話せる時間を教えてくれ!」という予想外の返信がきてしまったので、今週末は学校にある豊富なリソースを用いてナッツに関して調査をする予定です。彼本人にもビジネスにも興味があるからいいのですが、既に授業や授業外の活動で忙しい中で、自ら自分の首を絞めてしまった感は否めないです・・・苦笑。でも逆にいい機会だと思って楽しんでナッツマニアになろうと思います。
本物の商品。ちょっと日が経って変色し始めてるけど・・・
Y.I (T'14)